墨美神®︎樋口鳳香のつれづれ

歌川派の墨絵師、樋口鳳香の水墨美人画(墨美神®︎)創作活動に尽きるアートブログ。 悠久の未来を見据えて、365日、墨美神®︎と向き合っています。

【墨美神®︎きもの掛軸について】


6月の展示に向けてラストスパート。

『墨美神きもの掛軸』を、8点仕上げたくて連日16時間ほど根を詰めて作業しています。



樋口鳳香オリジナルの『墨美神きもの掛軸』は1点、仕上げるのに、

・絵にあった反物選びと設計デザインに数日。
(設計デザインは作業に入ってからも、裂地の柄出しに合わせて何度も見直しをします)

・柄合わせをしたりするため裂地作成にまる1日。

・裂地貼り合わせ、仕上げに2〜3日。

…と、たいへん手間のかかる作業です。

これは、もちろん絵が仕上がっている前提での作業です。

絵を描くまでも額装と違って、神経を使う部分がたくさんあります。



こんなに手間のかかる仕事を自分でやり出したのは理由がありました。

以前は、軸装は外注していました。

しかし外注にはたくさんのデメリットがありました。

・発注してから仕上がりまでひと月〜ひと月半かかるため予定よりずっと早く作品を仕上げなくてはいけない。

・仕上がりを待つ間はとても不安である。

・仕上がりを見てがっかりすることが何度かあった。

・とにかくコストが高い。
(作品の販売希望価格を軽々と超えるほどかかるので、赤字を覚悟しなくては外注はできません)

・デザインや裂地に細かな指定ができない。細かに指定すればそれだけコストが嵩む。



…そんなことから自分で創り始めた『墨美神きもの掛軸』です。

大変手間がかかるけれど、絵にあった納得のいくものを作ることができます。

裂地も外注なら、紙で仕上げてもそれなりの価格になってしまうけれど、

丹後ちりめん、友禅、西陣織、大島紬結城紬など、贅沢で美しいものを使える上、

 

墨美神®にあった自分で納得したデザインに仕上げることができます。

 

 


『墨美神きもの掛軸』はお着物を纏うように、襦袢地、着物地、帯地、羽織地、と重ねています。

贅を尽した素材で、時間をかけて1点、1点、丁寧に創っていますが、

それでも今はまだ、額装と同じような価格で販売しています。



ぜひ、ご高覧いただけたら幸いです。

6月。3箇所での展示、皆さまとお会いできるのを楽しみにしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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