墨美神®︎樋口鳳香のつれづれ

歌川派の墨絵師、樋口鳳香の水墨美人画(墨美神®︎)創作活動に尽きるアートブログ。 悠久の未来を見据えて、365日、墨美神®︎と向き合っています。

イメージした太宰作品たち【私の中の太宰治展】6/7~12


『私の中の太宰治展』は

銀座画廊・美の起原にて6/7(月)~6/12(土) に開催。

太宰小説からインスパイアされた作品を、8人の作家がそれぞれの感性で表現します。


私が題材に選んだのは5作品。

一部抜粋と合わせてご紹介します。



「革命も恋も、実はこの世で最もよくて、おいしい事で、あまりいい事だから、おとなのひとたちは意地わるく私たちに青い葡萄ぶどうだと嘘うそついて教えていたのに違いないと思うようになったのだ。私は確信したい。人間は恋と革命のために生れて来たのだ。」

『斜陽』



「本能、という言葉につき当ると、泣いてみたくなる。本能の大きさ、私たちの意志では動かせない力、そんなことが、自分の時々のいろんなことから判って来ると、気が狂いそうな気持になる。」

「先生は、私の下着に、薔薇の花の刺繍のあることさえ、知らない。」

『女生徒』



「夫の顎の下に、むらさき色の蛾が一匹へばりついていて、いいえ、蛾ではありません、結婚したばかりの頃、私にも、その、覚えがあったので、蛾の形のあざをちらと見て、はっとして、と同時に夫も、私に気づかれたのを知ったらしく、どぎまぎして、…」

『おさん』



「縁側の明るみに出されて、恥ずかしいはだかの姿を、西に向け東に向け、さんざ、いじくり廻されても、かえって神様に祈るような静かな落ちついた気持になり、どんなに安心のことか。」

『皮膚と心』


そして

母は少しまじめな顔になり、
「この、お乳とお乳のあいだに、……涙の谷、……」
 涙の谷。
 父は黙して、食事をつづけた。

『桜桃』です。




いずれの作品も、

日本の伝統である美しく贅沢な着物織物を裂地として、自ら表装まで手掛けた

『墨美神®︎きもの掛軸』として出展します。

多くの皆さまと新しい墨美神の世界を分かち合えますように。

会場にて、墨美神®︎とともにお待ちしております。

 

 

 




【私の中の太宰治展】
銀座画廊・美の起原
6/7(月)~6/12(土)
12:00~18:30(最終日16:00まで)

※DMは画廊にございます。お手にとって頂けると幸いです。

 

 

 

 



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