今日は少し筆のこと。
私は墨美神を描くときに面相筆を一切使いません。
細かい目元、まつげなども穂先30mm以上の筆で書きます。
墨の含みが良く、手が動くまま一気に描ききれるのが気に入っています。
寸松庵のこのくらいの骨書きであれば、
墨を付け足すことなく書ききってしまえるので、すごく便利です。
それから少し面積が広い作品に欠かせないのが連筆です。
大きな面を一筆で立体感をつけることができます。
体の陰影はほぼ連筆の一筆で仕上げます。
何度も書き足したり、ちょこちょこ描くより透明感が出ます。
画像は短冊になっていますが、全紙等に描く墨美神の陰影もこれで一気に仕上げます。
なかなかの優れものです。