今週7日(木)から、東京都美術館にて『現水展』開催です。
今年は節目となる60回記念展となり、
多くの先生方の熱のこもった作品が揃っていることと思います。
ありがたいことに私は今回『小津和紙賞』を受賞いたしました。
少女をモチーフにいつもとは少し違った世界観で表現しましたので、
ご高覧いただけたら幸いです。
実は以前「もっと上の賞を狙うには何かを変えないと」
とアドバイスをいただいたこともあり、
今回あえて世界観を変えてみたのは
図々しくはっきり言えば文部科学大臣賞を視野に入れた自分への挑戦でした。
これまで墨美神®︎は、時代の空気を匂わせる表現はできるだけ避けてきたのですが
先の見えない時代の空気に明かりを灯すような作品にしようと
意図について明確な輪郭を持って創作に挑みました。
結果から見て、さらなる己への挑戦が必要であることが認識できたので、
これからものんびりしてはいられないですね。
この先の創作活動も、なかなか試練を伴う旅になりそうです。
人ひとりの振り幅は狭く、そうそう違う表現はできるものではないですが、
己の殻の窮屈さを楽しみながら、これからも墨美神®︎と付き合っていきます。
どうぞ今後とも墨美神®︎ともども樋口鳳香をよろしくお願い致します。
『第60回記念 現水展』
〈入場無料〉
会場：東京都美術館
会期：2021.10.7(木)～10.14(木)
9:30～17:30(最終日15:00閉展)
樋口鳳香の在館日：10/8（金）、10/12（火）両日終日
