墨美神®︎樋口鳳香のつれづれ

歌川派の墨絵師、樋口鳳香の水墨美人画(墨美神®︎)創作活動に尽きるアートブログ。 悠久の未来を見据えて、365日、墨美神®︎と向き合っています。

『大切なのは、どこかを指して行くこと』


大掃除のとき棚の奥から出てきた本。






須賀敦子を懐かしむ人の文章から

なぜかサン=テグジュペリにスライドしてしまった。


「大切なのは、どこかを指して行くことなので、到着することではないのだ、というのも、死、以外に到着というものはあり得ないのだから」
(サン=テグジュペリ『城砦』より)




掴めたと思ったら、するりと指のすき間をぬけていく、

砂を掴むような創作の日々に人生の焦りを感じたり、

やればやるほど自分にできることの狭さに気づき、それを嘆いたり、

あがいてあがいてたどり着くその先に、

求めるものが見えてくるのだろうか、と指を噛んだりするけれど

それで十分いいのかもしれない。