2018-11-13 【世界は広く、私の手は遠い】 季節は確実に次に移り、人は時間を重ねる。 先日講演会に伺った野見山暁治氏は98歳でジーンズを履きこなし、 ウイットに富んだお話をされる。 彫刻家で文筆家である、高田博厚との交友の歴史を辿りながら 「ぼくもおじいさんになったものだ」 と笑ったのが印象的だった。 カテドラル。 そして光芒。 世界は広く、私の手は遠い。 そしてまた焦燥のうちに一年が経った。