素晴らしい墨の匠の展覧会を2つご紹介します。
樋口鳳香は出展していませんが、
いずれも水墨画の本流を知り得る貴重な展覧会です。
まず1つ。
現代水墨画協会の前理事長である、根岸嘉一朗先生の社中展である
『遊墨会展』
次に
馬驍先生の『馬驍国際芸術大賞展』
国立新美術館(乃木坂)にて12/8(日)まで
馬驍先生の会場には『溌墨画』の解説があります。
『溌墨画』とは中国唐代8世紀に始まった技法で、
根岸先生の作品とも通じる水墨画の表現のひとつです。
中国水墨画は、モチーフの外形を単に写し取るだけでなく、
写実から入りながらも、対象の真髄をとらえることが最も大切とされています。
墨と水と紙の偶然性から生まれる、計算のできないにじみによって
幽玄な大自然の姿を想起させ、想像力を刺激し、
新たな創造へと導く形です。
ぜひ、この二つの展覧会で、水墨画の深い精神世界をお愉しみください。
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