墨美神®︎樋口鳳香のつれづれ

歌川派の墨絵師、樋口鳳香の水墨美人画(墨美神®︎)創作活動に尽きるアートブログ。 悠久の未来を見据えて、365日、墨美神®︎と向き合っています。

夏休みの自由研究に『水墨画』を!〈その6・芸術ってなに?〉

 

「そもそも芸術ってなに?」

 

みんなが疑問に思っていることじゃないでしょうか。

 

 

 

芸術とは――

 

見たままを、ただ精密に表現するものではなく、

 

形も色も、空間も、現実のあらゆる理論から解放して

 

表現者の美的感性に基づいて印象を刻むものです。

 

たとえ技法そのものがリアルであったとしても、

 

芸術は虚構の美学なのです。

 

 

 

それから芸術は、

 

発信する側と、鑑賞する側の、相互の心の響き合いによって成り立つものです。

 

 

 

小学生の皆さんなら芸術作品を前に、それを頭の中の現実に照らしてみて

 

「こんな形おかしい」「こんな色はない」「こんな場面ありえない」

 

という事がたくさんあるでしょう。

 

作家が織りなす作品という世界、作家の印象の先に

 

観る側は共鳴したり、心を揺さぶられたり、時には不安や違和を感じたりする事でしょう。

 

作品を通して感じる心は、自分自身です。

 

芸術は自分の心と向き合う鏡でもあります。

 

他者との違いを認識したり、共感したりする先に、己を知るのです。

 

そのため、自分でも気づかなかった自分に出会う事もあるでしょう。

 

 

 

もちろん感じ方に正しい答えなんて、ありません。

 

芸術は、正解のない世界であることを認識することが大切です。

 

同じ個が存在しないように、十人いれば、十色が心に刻まれることでしょう。

 

いえ、それどころか同じ個であっても、ひとつの作品を2回見た場合、

 

最初の印象と違って感じたり、季節や天候が違うだけで観た印象は変わったりするものです。

 

長い人生において、その時々の心のありようによって、多くの表情を感じさせてくれる。

 

自分の心の変化に向き合わせてくれる。

 

それが芸術ではないでしょうか。

 

 

 

墨と、水と、和紙の織りなすにじみの先に、

 

 

自分の宇宙を感じてみませんか。

 

 

 

 

 

 

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