墨美神®︎樋口鳳香のつれづれ

歌川派の墨絵師、樋口鳳香の水墨美人画(墨美神®︎)創作活動に尽きるアートブログ。 悠久の未来を見据えて、365日、墨美神®︎と向き合っています。

【画を決める落款の位置】


展覧会に出かけて、作品も経歴も素晴らしいのに

落款の位置にびっくりすることが時々あります。

明治維新の美術仕分けという流れの中で、

運筆もですが、きちんとした落款の押し方も教えてくれる先生はいなくなったのでしょうか。

と思うほど。

『印は陰に押す』

例えば人物を描いたら、顔の向いている方は『陽』です。

なので、反対側に押す。

正面を向いてて、どっちに押していいかわからない時、

光が差し込んでいく方角は『陽』、

画面を流れる空気の上手(かみて)側は『陽』です。



つまり、空白があるからそこに押すのでなく、

絵の中の空気の流れを止めない。

あくまで画の目立たない陰に押す。がルールです。



印のかすれは良くないので、印褥台(すごい名称ですが)を使ったり、

印矩を使って位置を定めて、二度、三度押したりします。



江戸時代のいろんな作品を見てみると

モチーフが右、左違う方向に向いていたりと、複雑な構図の場合、

意外な場所に落款がされていたりします。

はて、どうしてここに押したのだろう、

ここ以外ならどこがいいだろうと考えてみてください。






3月7日から全国の水墨画の達人たちの作品が集まります。

「遠いから行けないけど、見たい」という方には

会期後に作品集も出版され、ネット書店や全国の書店で販売されます。

どうぞよろしくお願いいたします。







【第51回 全日本水墨画秀作展】

会期:2018年3/7(水)~3/18(日)

   10:00~18:00(13日火曜日は休館日)

会場:国立新美術館(乃木坂)

 

展示分野:水墨画・額装作品、およそ300点
主催:全国水墨画美術協会
後援:外務省、文化庁、秀作社出版
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